こんにちは。
大阪府泉南郡岬町・和歌山市から車で5分のところにあります。久保整骨院の院長・久保です。
30年以上にわたり、延べ50万人以上の患者さんの治療に携わってまいりました。
【春の辛い症状】
「くしゃみが止まらない」「鼻水が垂れて困る」「目がかゆくて仕方ない」…毎年この時期になると、多くの方からそんなお悩みをお聞きします。
花粉症の症状で日常生活に支障をきたしている方も少なくありません。
電車に乗っていても、職場でも、家事をしている時も、つらい症状に悩まされ続けるのは本当に大変ですよね。
私の整骨院にも、「マスクをしていても花粉が気になって仕方ない」「薬を飲んでも効果が限定的」といった声が数多く寄せられています。
そこで今回は、私の臨床経験をもとに、花粉症の原因と対策について詳しくご説明させていただきます。
【なぜ花粉症になるのか】
1. 免疫システムの過剰反応
体を守るはずの免疫システムが、本来無害な花粉に対して過剰に反応してしまうのが花粉症の主な原因です。
花粉を異物と認識した免疫細胞が、ヒスタミンという物質を放出し、それによってくしゃみや鼻水などの症状が引き起こされます。
2. 生活環境の変化
近年の住環境の変化も大きな要因です。
家の気密性が高くなり、空気清浄機の使用が一般的になった結果、普段から花粉などの異物に触れる機会が減少。
そのため、花粉に対する耐性が弱くなってしまっているのです。
3. 食生活の乱れ
現代の食生活の乱れも免疫力低下の原因となっています。
加工食品の増加や野菜不足、不規則な食事習慣により、腸内環境が乱れ、免疫システムのバランスが崩れやすくなっているのです。
【よくある質問】
Q:子供の花粉症は治る可能性がありますか?
A:はい、可能性はあります。子供の場合は免疫システムが発達途中なので、適切な治療と生活習慣の改善で症状が改善することがあります。
Q:花粉症の症状と風邪の症状の見分け方は?
A:花粉症の場合、発熱はあまりなく、かゆみを伴うことが特徴です。また、症状が外出時に悪化し、室内で改善する傾向があります。
【効果的な対策方法】
1. 生活習慣の改善
・起床後すぐに塩水でうがいをする
・帰宅時は玄関で衣服についた花粉を払い落とす
・毎日決まった時間に食事と睡眠をとる
これらの習慣で、体の抵抗力を高め、症状を和らげることができます。
2. 食事療法
・発酵食品(味噌、納豆、ヨーグルトなど)を積極的に摂取
・旬の野菜や果物を意識的に取り入れる
・オメガ3脂肪酸を含む青魚を週2-3回摂取
バランスの良い食事で腸内環境を整え、免疫力を向上させましょう。
3. 専門的なケア
・鍼灸治療による自律神経の調整
・歪みを整体や軽い運動で整え血液、リンパ液の流れをうながします。
・体のバランスを整える事による筋肉のリラックス
これらの治療法を組み合わせることで、症状の緩和が期待できます。
【まとめ】
花粉症は決して珍しい病気ではありません。
日本人の約4割が何らかの花粉症症状を持っているとされています。
ただし、その症状は人それぞれ異なります。
今回ご紹介した対策を参考に、ご自身に合った方法を見つけていただければと思います。
当院では、お一人おひとりの症状に合わせた治療プランをご提案させていただいております。
花粉症でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
私たちと一緒に、快適な春を過ごせる方法を見つけていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆様のお役に立てる情報をお届けできれば幸いです。
(柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 久保修一 監修)