「気」の流れ
人間の身体には血液・リンパ液・脳脊髄液などの流れのほかに「気」の流れというものもあります。身体の悪い部分は血液・リンパ液などの流れが悪くなるのはご存知かと思いますが、「気」の流れも悪くなるのです。
良い「気」の流れをつくる
東洋医学では血液・リンパ液の流れを先導するのは「気」である。という考え方があり気の滞りを取り流すことで血液やリンパ液が流れ、痛み、しびれ、関節の動き、自律神経の働き不定愁訴などが良くなります。
そのためにも、身体の悪い部分の「気」の滞りをスムーズにし、良い「気」の流れをつくっていきます。
「流れ」があるということ
世の中で起きていることを観察してみると、例えば「お金」は「経済」というかたちで流れていますし、「私たちの身体の中」では「血液」が流れています。
自然界に目を移せば川も流れ、雲も流れ、すべてのものが循環の流れの中で新鮮さを保っています。
気功には内気功と外気功の2つがあり、自分(患者さん)の内で気を高めたり、流したりするのが内気功、施術者が患者さんに気を流したり、高めたりするのが外気功といいます。
当院で行っているのは外気功で自然(宇宙)のエネルギーを施術者から患者さんに流す外気功を行っています。
心の状態をつくる治療法
身体は小宇宙(小自然)という考え方があるので、私たちの健康にひときわ貢献してしているのが「気」の流れです。
「気の流れ」が悪くなりやすい人の特徴
- 手足が冷たくなりやすく、疲れやすい
- 頭に気が上り、ボーとしてしまう
- 身体全体が硬くなる。特に筋肉がこる
- 夜の眠りが浅くなる
- いつも緊張感がつきまとう
- 呼吸が速く、浅くなる
- 気が重く感じる
- 頑固になりやすい
- 気になる事があるとその事ばかり考えてしまう
- 気分転換ができない
- 物事がうまくいかない、運気が下がる
など
(柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 久保修一 監修)