「今日は調子がいい」の基準が下がっていませんか?

こんにちは。大阪府泉南郡岬町、和歌山市から車で5分のところにある久保整骨院の院長、久保です。

30年以上にわたり、延べ50万人の患者さんの健康をサポートしてきました。

朝の窓辺で大きく伸びをして深呼吸をしている女性のイラスト

「まあまあ元気ですよ」

「今日は調子いいほうです」

そう答えたとき、その「調子がいい」は、どれくらいの状態でしょうか。

実はここに、多くの方が見落としている落とし穴があります。

この記事では、自分の体の状態を正しく知ることについてお話しします。

目次

本人は7割、実際は2割でした

整骨院で問診を受けている場面のイラスト

先日、こんなことがありました。

寝つきの悪さでお困りの患者さんに、こうおたずねしました。

「100点満点でいうと、今日の調子は何割くらいですか?」

患者さんの答えは「7割くらいですね。今日は全然マシなほうです」というものでした。

ところが、実際に体を診させていただくと、体に入っている力は2割程度でした。

まっすぐ立っているつもりでも肩は下がり、骨盤はずれ、体にはほとんど力が入っていない。

ご本人の感覚と、体の実際の状態が、大きくずれていたのです。

なぜ、ずれてしまうのか

疲れた表情で家事をしている女性のイラスト

これは、この患者さんが特別だったわけではありません。

理由はこうです。

体の不調が長く続くと、人はその状態に慣れていきます。

6年間ずっとしんどい状態が続けば、そのしんどさが「普通」になります。

すると、比べる基準そのものが下がってしまうのです。

  • 本当に元気だったころの感覚を、もう覚えていない
  • 「少しマシな日」が、自分の中での「調子がいい日」になる
  • 良い状態がどんなものだったか、分からなくなる

低いところで安定してしまうと、自分が落ちていることに気づけません。

これが、体の不調を長引かせる大きな要因になります。

良くなると、悪くなったときに気づけます

朝、窓辺で伸びをしている女性のイラスト

ここが大事なところです。

体が本当に良い状態に戻ってくると、どうなるでしょうか。

少し落ちただけで、すぐに分かるようになります。

9割の状態を知っている人は、7割に落ちたときに「今日はしんどいな」と気づけます。

早く気づけるということは、早く手を打てるということです。

逆に、ずっと2割で過ごしている人は、1割に落ちても「いつもと同じ」としか感じません。気づけないので、対処もできません。

自分の体の変化に気づけること。これ自体が、健康な状態の証拠なのです。

目指すのは「完璧」ではありません

穏やかな表情で家事をしている女性のイラスト

とはいえ、常に10割を保つのは現実的ではありません。

先ほどの患者さんにお伝えしたのは、こういう目標です。

「5割から7割のあたりで、いつもいられる体を目指しましょう」

仕事をしていても、やる気があって動ける。多少疲れても、寝れば戻る。

そのくらいの状態を保てれば、日常生活は十分に回っていきます。

大切なのは、良い状態が続く時間を、少しずつ伸ばしていくことです。

良くなる、少し落ちる、また整える。この繰り返しの中で、良い状態でいられる期間が伸びていきます。

自分の体を確かめる3つの方法

鏡の前で肩の高さを確認している女性のイラスト

ご自身の状態を知るために、今日からできることをご紹介します。

1. 鏡の前でまっすぐ立ってみる

肩の高さは左右同じでしょうか。足が片方だけ外を向いていないでしょうか。自分ではまっすぐのつもりでも、鏡を見ると気づくことがあります。

2. 数字で答えてみる

「今日の調子は何割か」を、毎日数字で答えてみてください。数字にすると、変化が見えるようになります。

3. 良くなったと感じたことを言葉にする

「今日は体が軽い」「よく眠れた」

そう感じたことを、その場で口に出してみてください。自分の変化に気づく力が、少しずつ育っていきます。

よくある質問

自分の調子を数字で答えるのが難しいのですが、大丈夫ですか?

大丈夫です。正確な数字である必要はありません。「今日はマシ」「今日はしんどい」でも十分な情報になります。

目指すのは10割の状態ですか?

いつも10割を保つのは現実的ではありません。5割から7割のあたりで安定していられる体を目標にしています。

良くなったのかどうか、自分では分かりません。

最初は分からなくて当然です。分からないときは「分からない」とおっしゃってください。そのほうが正しく判断できます。

まとめ

「調子がいい」という感覚は、あてになるとは限りません。

不調が長く続くと、比べる基準そのものが下がり、自分が落ちていることに気づけなくなります。

体が良い状態に戻ってくると、小さな変化にも気づけるようになります。それが本来の姿です。

長く続く不調でお困りの方は、お気軽に久保整骨院までご相談くださいね。

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この記事を書いた人

院長 久保のアバター 院長 久保 院長 久保修一

久保整骨院 院長。柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を持つ治療家です。臨床歴は35年以上、延べ50万人以上の心身と向き合ってきました。1995年に大阪府泉南郡岬町で開院。手技や鍼灸などの東洋医学的アプローチに心理学(NLP)も取り入れ、こころと身体の両面から、お一人おひとりの不調の原因にアプローチしています。

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