痛みがなかなか治らない方へ|見直したい3つのこと

痛みが良くなったり戻ったりをくり返している方へ

痛みは、出たり出なかったりしながら少しずつ減っていきます。治る行動を知って続けると、痛みに振り回されない毎日に近づけます。

こんにちは。大阪府泉南郡岬町、和歌山市から車で5分のところにある久保整骨院の院長、久保です。

30年以上にわたり、延べ50万人の患者さんの健康をサポートしてきました。

この記事の答え
  • 長く続く痛みは、「治らない」のではなく、原因を避ける行動ができていないことがほとんどです。
  • 何をすると痛むのかを知り、それを避け、痛みが出たら戻す方法を知る。この3つがそろうと、体は変わっていきます。
  • 治っていく途中では、痛みは出たり出なかったりします。痛みが出た=悪くなった、ではありません。比べるのは「今日」ではなく「1ヶ月前」です。

「もう何ヶ月も治らない」
「良くなったと思ったら、また痛くなる」
「もう治らないんじゃないか」

長く続く痛みを抱えていると、そんな気持ちになりますよね。でも私は、30年の臨床でこう感じています。「治らない」のではなく、「治る行動ができていない」ことがほとんどなのです。

施術室で両足でしっかり立ち晴れやかな表情の男性のイラスト

何をしても痛みが治らないのは、なぜなのでしょうか?
今日は、この疑問にお答えしていきます。

目次

痛みが治らないのは「治る行動」ができていないから

先日、2回目に来られた60代の男性に、私はこうお伝えしました。

「治らないという人は、それをやらないからなんですよ。治そうと思ったら、簡単なんです」

少しきつい言い方に聞こえるかもしれません。でも、これは責めているのではありません。やることさえ分かれば、体はちゃんと応えてくれる——そうお伝えしたかったのです。

座り方が原因の痛みで、やることは2つだけ

この方の痛みの原因は、骨盤が後ろに倒れた座り方で、骨盤の関節が神経を押さえていることでした。だからやることは、シンプルです。

  • 1. 坐骨で座る。お尻の皮膚を軽く上げて、おへそを少し前に
  • 2. 痛みが出たら、立って座り直す。これを何度でも繰り返す
骨盤を立てて背すじを伸ばして座る男性のイラスト

これだけです。難しい体操も、高価な道具もいりません。でも、多くの方がこれをやらないまま「治らない」と言うのです。

痛みが出たり出なかったりする理由

ここで、大切なことをお伝えします。治っていく過程では、痛みは「出たり出なかったり」します。

椅子で背中が丸くなり骨盤が後ろに倒れた姿勢で腰を押さえる男性のイラスト

体は、新しい座り方をすぐには覚えられません。長年かけてついた「丸く座る癖」が、疲れてくるとひょっこり顔を出します。そのたびに痛みが出る。座り直すと、また減る。

  • 正しく座れている時間 → 痛みが減る
  • 疲れて崩れる → 痛みが出る
  • 座り直す → また減る
  • これを繰り返すうちに、崩れる時間が短くなっていく
  • やがて、出ない体になる

「いきなり治らないんですよ」——そうお伝えすると、この男性も納得しておられました。一直線に良くなるのではなく、波を描きながら減っていくのが、本当の回復です。

「治る体」にはなっている

もうひとつ、大切なことがあります。施術によって、この方の体はすでに「治る体」になっていました。

施術者が男性患者の姿勢の歪みを検査しているイラスト
  • 初回はフラフラだった立ち姿が、2回目にはしっかり安定
  • 足に力が入るようになり、腰にかかる負担が減った
  • 骨盤の中心が、だんだん真ん中に寄ってきている
  • 正座をしたときの骨盤の立ち方が、初回より良くなった

「僕は治療をやったから、普通に歩いていれば治っていくんですよ。体が治る体になっているから。でも、悪い姿勢をすると、また痛みが出るんです」

つまり、体の準備はできている。あとは、その体を壊さない生活をするだけなのです。

座る時間を減らすと、治りは早くなる

この男性は、週5日、長時間の運転があります。私は正直にお伝えしました。

「本当は、座る時間を減らして寝転がってもらうほうが、治るのはずっと早いんですよ」

ラグの上に横向きに寝転んでくつろぐ男性のイラスト

でも、お仕事がある方にそれは難しい。だから、やりながら治す。座り直しを繰り返しながら、時間をかけて体に覚えさせていく。遠回りに見えて、これが現実的ないちばんの近道です。

「治らない」と感じたときの、3つの確認

  • 原因がはっきりしているか。(何をすると痛むのか、分かっているか)
  • その原因を避ける行動を、実際にやっているか
  • 痛みが出たときに、戻す方法を知っているか

この3つがそろえば、体は変わっていきます。逆に、原因が分からないまま湿布を貼り続けたり、良いと聞いた体操をやみくもに試したりしても、なかなか変わりません。

腰に湿布を貼ろうとして困っている男性のイラスト

この男性も、3ヶ月間、湿布とストレッチを続けても変わりませんでした。原因が「座り方」だと分かった今、ようやく治る道に乗ったのです。

▼ 患者さんの声
当院に通われた患者さんの、実際の感想です。
下の文字をタップ(パソコンの方はクリック)すると、その方の「患者さんの声」のページを読むことができます。

▶ どこに行っても良くならない腰痛が、再発しなくなって来ました。
▶ 腰痛で悩んでいましたが、定期的に施術すると体の歪みと腰痛が改善されました!

回復の途中で、あせらないために

痛みが出たり出なかったりする時期は、いちばん気持ちが揺れます。そんなときに思い出していただきたいことを、まとめておきます。

  • 痛みが出た=悪くなった、ではない。姿勢が崩れたサインと考える
  • 前と比べるのは「今日」ではなく「1ヶ月前」。短い期間で判断しない
  • 良くなっている点を数える。しびれの範囲、強さ、朝の楽になる早さ
  • 体を支える力が戻っていれば、必ず方向は合っている
  • 分からなくなったら、遠慮なく聞いてください

この男性も、ご自身では「あんまり変わってない気がする」と話しておられました。でも私から見れば、立ち姿も、しびれの度合いも、骨盤の位置も、はっきり良くなっていたのです。自分の体の変化は、意外と自分では分かりにくいもの。だからこそ、定期的に検査をして、一緒に確かめていきましょう。

よくある質問

言われたとおりにやっているのに、痛みが出ます。

治っていく過程では、痛みは出たり出なかったりします。大切なのは「出たあとに戻せるか」。出るたびに座り直していれば、出る回数も強さも、少しずつ減っていきます。

どれくらい続ければ、体が覚えますか?

長年の癖なので、数週間から数ヶ月かかります。ただ、体を整えながら行うと定着が早くなります。だからこそ、最初のうちは定期的に通っていただくことをおすすめしています。

痛みが完全になくなるまで、仕事は控えたほうがいいですか?

控えられるなら、そのほうが早く治ります。ただ、多くの方は難しいと思います。仕事を続けながらでも治せますので、あきらめないでください。座り直しの回数が、そのまま回復の早さになります。

自分の痛みの原因が分かりません。

まず検査を受けてください。「どの姿勢で出るか」「どの動きで出るか」が分かれば、対策は決まります。原因が分からないまま対策だけを試すのが、いちばん遠回りです。

まとめ

はじめの問い「何をしても痛みが治らないのは、なぜなのでしょうか?」の答えは、こうです。

「治らない」のではなく、「治る行動ができていない」ことがほとんどです。原因を知り、それを避ける行動をして、痛みが出たら戻す。治る過程では出たり出なかったりを繰り返しながら、少しずつ減っていきます。

「何をしても治らない」とお悩みの方は、一度、久保整骨院にご相談くださいね。一緒に原因を見つけましょう。

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この記事を書いた人

院長 久保のアバター 院長 久保 院長 久保修一

久保整骨院 院長。柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を持つ治療家です。臨床歴は35年以上、延べ50万人以上の心身と向き合ってきました。1995年に大阪府泉南郡岬町で開院。手技や鍼灸などの東洋医学的アプローチに心理学(NLP)も取り入れ、こころと身体の両面から、お一人おひとりの不調の原因にアプローチしています。

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