こんにちは。大阪府泉南郡岬町、和歌山市から車で5分のところにある久保整骨院の院長、久保です。
30年以上にわたり、延べ50万人の患者さんの健康をサポートしてきました。

「布団に入っても、頭が冴えてなかなか寝つけない」
「明日も仕事なのに、気づいたら朝になっていた」
そんな夜を過ごしていませんか?
眠れない日が続くと、体がだるくて、何をするにもやる気が出なくなってきます。それでも仕事は休めない。そんな状態で毎日を過ごしている方は、決して少なくありません。
今回は、6年間ずっと寝つきの悪さに悩んでこられた患者さんの事例をご紹介します。
「人生最大の悩み」だった6年間

来院されたのは、大阪・和歌山地域で美容室を営んでいる男性の患者さんです。
お父様と一緒にお店を切り盛りされている方で、6年前に生活環境が大きく変わったころから、夜眠れない日が始まったといいます。
症状を詳しくうかがうと、こういう状態でした。
- 寝つきが悪い(一度眠れば朝まで起きないことが多い)
- 夜1時ごろに布団に入っても、3時間ほど眠れない
- ひどいときは朝まで一睡もできない
- 週に3〜4日はそういう夜がある
- 冬より夏のほうが症状が重い
眠れない日が2日続くと、翌朝はもう限界。立っているのもきつい状態で、それでもハサミを持って仕事に向かわれていたそうです。
「これが人生最大の悩みに近い」
そうおっしゃっていました。
眠れないことで起きていた3つの不調

この患者さんが困っていたのは、眠れないことだけではありませんでした。
1. 体のだるさ・しんどさ
眠れなかった翌日は、朝から体が重く、動くのがつらい状態でした。
2. やる気が出ない
自分のお店ですから、自分が動かなければ仕事は回りません。それでも気力が湧いてこない。この点をとても気にされていました。
3. 肩こり・腰痛
肩こりと腰の痛みも、ずっと続いていたそうです。
実は、これらはバラバラの症状ではありません。
人の体は、眠っている間に回復していきます。
眠れない日が続くと、体は回復する時間を失います。すると肩こりも腰痛も抜けなくなり、だるさが取れず、気力も落ちていく。眠れないことを起点に、悪循環ができあがってしまうのです。
逆にいえば、眠れるようになると、肩こりや腰痛のほうも一緒に楽になっていくケースが多くあります。
体を診て分かった3つのこと

問診のあと、実際に体の状態を診させていただきました。すると、3つのことが分かりました。
1. 体が歪んだまま固まっていた
まっすぐ立っているつもりでも、肩の高さに左右差があり、骨盤もずれていました。頭の位置も体の中心からずれています。
つまり、この患者さんは6年間、歪んだ姿勢のまま立ち、座り続けていたことになります。それだけで体には常に負担がかかります。
2. 体に力が入らなくなっていた
軽く力比べをしてみると、ほとんど力が入りません。歪んだ状態が続くと、人の体は力が抜けてしまいます。
力が入らないので、自分の体重を支えるだけでしんどい。だるさの正体は、ここにもありました。
3. 交感神経が優位になりっぱなしだった
ふくらはぎ、お腹、目のまわりまで、全身が張って緊張していました。
自律神経には、活動モードの「交感神経」と、休息モードの「副交感神経」の2つがあります。この患者さんは活動モードのスイッチが入りっぱなしで、休息モードのスイッチがほとんど働いていない状態でした。
体が「起きる」ほうに傾いたままでは、眠ろうとしても眠れません。
施術で行ったこと

そこで、次の順番で施術を行いました。
- 体の歪みを整え、まっすぐ立てる状態に戻す
- 力が入る体に戻す
- 全身の張りをゆるめ、休息モードに切り替わりやすい状態をつくる
- 張っていたお腹まわりを整える
施術中、患者さんご本人にも変化を確認していただきました。
- 体に力が入り、立ったときにふらつかなくなった
- 体の動く範囲が施術前の倍近くまで広がった
- パンパンに張っていたお腹の硬さが半分ほどに
- ふくらはぎからアキレス腱にかけての張りが変わった
「なんか違う」
そう驚かれていたのが印象的でした。
体の状態を数字で表すと、施術前は2割程度。それが施術後には6割まで戻っていました。
今日から家でできる5つの工夫

寝つきが悪い方に、この患者さんへお伝えしたことをご紹介します。今日から試していただけるものばかりです。
1. 「寝よう」としない
「今日は眠れるだろうか」と考えた時点で、頭は起きてしまいます。眠くなってから布団に入る。これが基本です。
2. 眠くなったら、その時間に寝る
10時に眠気が来たら、そこで寝てしまって構いません。時間を決めて無理に寝ようとするより、眠気に従うほうが、結果的に眠るリズムがつきやすくなります。
3. 夜9時を過ぎたら強い光を避ける
スマートフォンを長く見るのは避けましょう。光は体を活動モードに引き戻してしまいます。
4. 寝る姿勢は、体を軽く丸めて
体をピンと伸ばすより、少し丸めて膝を軽く曲げたほうが、体は楽になります。
5. 床に直接座らない
床に座るなら正座か、いっそ横になるほうが体に負担がかかりません。ソファや床でのくずれた座り方は、歪みをつくる原因になります。
そしてもう一つ。
体が楽になったと感じたら、その変化を口に出してみてください。
「今日は少しマシだった」と自分で気づけるようになると、体は良いほうへ向かいやすくなります。
よくある質問
まとめ
歪んだ体を整え、力が入る状態に戻し、休息モードに切り替わりやすい体をつくる。
その結果、この患者さんは初回の施術だけで、体の状態が2割から6割まで戻りました。
体の歪みは、放っておくとまた戻ってきます。ですから、歪みが戻る前にもう一度整える。それを繰り返しながら、良い状態が続く期間を少しずつ伸ばしていきます。
眠れない夜が続くのは、気のせいでも、あなたの気持ちが弱いからでもありません。体が「起きるほう」に傾いたままになっているサインです。
眠れない夜が続いてお困りの方は、お気軽に久保整骨院までご相談くださいね。

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