首をぐるぐる回すのはNG?首の痛みとめまいが出やすくなる理由

首がこると、ついぐるぐる回してしまう方へ

ずれた関節のまま首を回すと、くせになり、めまいも出やすくなります。「回す」より「戻す」ことを知ると、首が楽な状態を長く保てるようになります。

こんにちは。大阪府泉南郡岬町、和歌山市から車で5分のところにある久保整骨院の院長、久保です。

30年以上にわたり、延べ50万人の患者さんの健康をサポートしてきました。

この記事の答え
  • 首がこったときに、ぐるぐる回すのはおすすめしません。
  • ずれた関節のまま回すと、ずれたまま動くくせがつき、めまいも出やすくなることがあります。
  • 代わりに、横になって首の力を抜く、肩をぐっと上げてすとんと落とす、ぬるめのお風呂で首のまわりを温める、がおすすめです。

首がこると、ついグルグル回したくなりますよね。

「ポキッと鳴ると、すっきりする」という方もおられます。

でも、首が痛い方ほど、グルグル回すのはやめてほしいのです。

椅子に座って首をぐるぐる回している女性のイラスト

大切なこと:交通事故のあとは、まず病院(整形外科など)で検査を受けてください。また、手に力が入らない、しびれが強くなる、胸が痛い、激しい頭痛やめまいがあるときは、すぐに病院で診てもらってください。病院での検査と治療が最優先です。

こんなことは、ありませんか。

  • 首がこると、ついグルグル回してしまう
  • 回すと、ポキポキ音がする
  • 回したあと、めまいがすることがある
  • 一時的に楽になるが、すぐ戻る
  • 首を回すのがくせになっている

首がこったとき、回すとスッキリするのに、なぜ回してはいけないのでしょうか?
今日は、この疑問にお答えしていきます。

目次

首が痛い方は、首を回さないでください

交通事故のあとから首の痛みが続いている、30代の女性。最初に、私はこうお伝えしました。

「首を回さないでくださいね」

「関節がちゃんとはまっていないのに、回すと、おかしくなるんです。くせになりますから」

首を回すと良くない理由

ネジを思い浮かべてください

ネジが、ななめに入りかけているとします。その状態でグリグリ回すと、どうなるでしょうか。

ネジ穴がこわれて、もっとまっすぐ入らなくなります。

首の関節も同じです。ずれたまま回すと、ずれた形のまま動くくせがついてしまうのです。

施術者が女性患者の姿勢の歪みを検査しているイラスト

この方の首は、何ミリかずれたままでした

「何ミリかだけ、ずれたままになっているんです。たぶん事故のときに。それが治らないまま、くせになっているんですよ」

ずれたまま回し続けると、そのくせはどんどん強くなります。

めまいが出やすくなる

「頭を回すと、めまいが出やすいんです」

首のまわりには、頭へ血を送る大切な通り道があります。ずれた関節のまま首を大きく回すと、その流れが悪くなり、めまいやふらつきにつながることがあります。

回して楽になっても、すぐ戻ってしまう理由

この方は、足首もいつも痛いとのことでした。回すと一時的に良くなるけれど、また戻ってしまう。

「ネジがちゃんと入っていないのに、グリグリ回したら、関節がおかしくなるんです。ちゃんとはまりこまない。一時的に血は流れるけど、また繰り返すんですよ」

  • 回すと、一時的に血が流れて楽になる
  • でも、ずれは直っていない
  • だから、また痛くなる
  • また回す → くせが強くなる

首のずれは「回す」より「戻す」

施術者が女性患者の頭と首にそっと手を添えているイラスト

当院では、ずれた首の関節を、やさしく元の位置に戻していきます。

この方の首も、整えたあとは——

「ほら、骨が当たらなくなったでしょう。首の骨が、元に戻っていったんですよ」

そして、「この状態を定着させていくんです」とお伝えしました。

  • ずれた関節を、元の位置に戻す
  • 戻した状態を、体に覚えてもらう
  • 何回か繰り返すと、ずれにくくなる
  • そのあいだ、回してずらし直さないことが大切

首がこったときに、代わりにできること

リビングで横になってくつろぐ女性のイラスト
  • 横になって、首の力を抜く(いちばんのおすすめ)
  • 肩をぐっと上げて、すとんと落とす
  • ゆっくり深く息を吐く
  • ぬるめのお風呂で、首のまわりを温める
  • グルグル回す・ポキポキ鳴らすは、やめる

もし今、「何年もたつのに首がつらい」「どこへ行っても変わらない」と感じておられるなら。一度だけでも、体を診せに来てください。あなたの体にも、まだできることがあります。

▼ 患者さんの声
当院に通われた患者さんの、実際の感想です。
下の文字をタップ(パソコンの方はクリック)すると、その方の「患者さんの声」のページを読むことができます。

▶ めまい・頭重・ふらつきなど全て改善し、趣味も楽しめるようになり感謝しています。
▶ 首痛み、肩の痛み、背中の痛み、腰痛などが楽になった!

首を回すと気持ちいいのはなぜ?

首を回すと、一時的に気持ちよく感じます。それには、ちゃんと理由があります。

  • 動かすと、一時的に血が流れる
  • 固まっていた筋肉が、少しだけゆるむ
  • だから、その瞬間は楽になる
  • でも、ずれた関節はそのまま

「重たいから、回したくなるんですよね」——私はそうお伝えしました。気持ちはよく分かります。

でも、その「気持ちいい」は長く続きません。本当に楽になるには、ずれを元に戻すことが必要なのです。

ずれにくい首になるまでの流れ

「何回か繰り返していると、ここに戻らないようになるんですよ」

戻す → 少し戻る → また戻す。これを繰り返すうちに、首は正しい位置を覚えていきます。そのあいだに自分で回してしまうと、また最初からになってしまうのです。

首がつらいときほど、「回す」より「休ませる」。それが、いちばんの近道です。

よくある質問

首をポキポキ鳴らすのが、くせになっています。

鳴らしたあとは一時的に楽になりますが、関節に負担がかかります。首がつらいときは、回すより横になって力を抜くほうがおすすめです。少しずつやめていきましょう。

首のストレッチも、しないほうがいいですか?

関節がずれているときは、強いストレッチは避けてください。痛くない範囲で、ゆっくり前後に少し動かす程度にしましょう。

めまいがあります。首と関係ありますか?

首の関節のずれや筋肉の緊張が関係していることがあります。ただ、ほかの病気が隠れていることもあるので、激しいめまいや、いつもと違うめまいのときは、まず病院で診てもらってください。

首の関節のずれは、何回で戻りますか?

戻すことは1回でもできますが、くせになっているので、また戻ろうとします。何回か繰り返すことで、ずれにくい首になっていきます。

まとめ

はじめの問い「首がこったとき、回すとスッキリするのに、なぜ回してはいけないのでしょうか?」の答えは、こうです。

首がこったときにグルグル回すと、ずれた関節がずれたまま動くくせがつき、めまいも出やすくなります。首は「回す」のではなく、ずれた関節を元の位置に「戻す」ことが大切です。戻した状態を定着させるあいだは、回さないようにしてください。

「首を回すくせがやめられない」「首を回すとめまいがする」という方は、一度、久保整骨院にご相談くださいね。

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この記事を書いた人

院長 久保のアバター 院長 久保 院長 久保修一

久保整骨院 院長。柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を持つ治療家です。臨床歴は35年以上、延べ50万人以上の心身と向き合ってきました。1995年に大阪府泉南郡岬町で開院。手技や鍼灸などの東洋医学的アプローチに心理学(NLP)も取り入れ、こころと身体の両面から、お一人おひとりの不調の原因にアプローチしています。

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