朝がいちばん痛いのはなぜ?|前日の疲れで「固まる」体と、動くと楽になる理由

こんにちは。大阪府泉南郡岬町、和歌山市から車で5分のところにある久保整骨院の院長、久保です。

30年以上にわたり、延べ50万人の患者さんの健康をサポートしてきました。

「朝、起きたときがいちばんつらい」
「動いているうちに、だんだんマシになる」
「でも夕方になると、また痛くなる」

腰や足の痛みで、こんなパターンの方はとても多いです。今回は、朝がつらい60代男性の例をもとに、「なぜ朝いちばん痛いのか」と、その対策をお伝えします。

朝、ベッドの端で腰から足にかけてつらそうにしている男性のイラスト
目次

「起きるときが、ちょっとね」

先日、2回目に来られた60代の男性。車で回る営業のお仕事で、右のお尻から足にしびれと痛みがあります。

「夜は眠れますか?」とお聞きすると、「寝られます」。ただ、起きるときがつらい。そして「動いていたら、ちょっとマシなんですけどね。歩いていたら」と話してくださいました。

これは、とてもよくあるパターンです。

なぜ、朝がいちばん痛いのか

1. 一日の疲れが、夜のあいだに「固まる」

日中、仕事で体を使う。とくにこの方は、長時間の運転で同じ姿勢が続きます。その疲れが体にたまったまま、夜、動かずに眠る。すると、朝には体が固まってしまうのです。

2. 寝ている間は、血のめぐりがゆっくりになる

横になって動かない時間が続くと、血の流れはゆっくりになります。疲労物質が流れていかず、その場に残ったまま朝を迎えます。

3. 動き始めると、流れが良くなって楽になる

起きて動き出すと、筋肉のポンプが働いて血が流れ始めます。固まっていた体がほぐれ、だんだん痛みがマシになる。「歩いていたらマシ」というのは、このためです。

腕を振って歩く男性のイラスト

つまり「朝つらい=前日の疲れが抜けていない」

朝の痛みは、その日の問題ではありません。前の日にたまった疲れが、抜けきっていないサインです。

  • 日中、同じ姿勢が長く続いている
  • 疲れてくると、姿勢が崩れている
  • 寝る前に、体の緊張が残ったまま
  • 体を支える力が落ちて、疲れやすくなっている

この男性も、週5日、長時間の運転で座り続けています。疲れてくると座り方が崩れ、それが翌朝の痛みにつながっていました。

朝を楽にする、前日と当日の過ごし方

前日の夜にできること

  • 帰ったら、まず10分でいいので寝転がる(横向きでも大丈夫)
  • ぬるめのお風呂にゆっくりつかって、体を温める
  • 寝る前にスマホを見ながら丸くなる時間を減らす
  • 痛いほうを下にして寝ない
40℃のお風呂で体を温める男性のイラスト

朝、起きるときのコツ

  • いきなり起き上がらない。まず横向きになる
  • 体をねじらず、横向きのまま足をベッドの外へ下ろす
  • 腕で上体を押し上げるようにして起き上がる
  • 起きたら、その場で足踏みを20回。体を温めてから動き出す

とくに大切なのが「ねじらない」こと。あお向けのまま上体をひねって起き上がると、固まった腰に大きな負担がかかります。

ラグの上に横向きに寝転んでくつろぐ男性のイラスト

根本の解決は「疲れにくい体」にすること

毎朝つらいのは、疲れがたまりやすく、抜けにくい体になっているからです。

この男性は、初回の施術で体の歪みを整え、支える力を戻しました。すると2回目には、フラフラだった立ち姿がしっかり安定。体を支える力が戻れば、同じ仕事量でも疲れ方が変わります

施術者が男性患者の姿勢の歪みを検査しているイラスト

朝の痛みを減らすには、その場しのぎではなく、疲れをためない体・抜けやすい体をつくることが近道です。

体のだるさ・腰痛が治療して頂くと取れる。
施術後は腰痛が改善して体が軽くなります。

朝の痛みが「減ってきたサイン」

体が良い方向に向かっているとき、朝の様子は少しずつ変わっていきます。

  • 起きてから楽になるまでの時間が、短くなってきた
  • 痛みの強さそのものが、前より軽くなってきた
  • ベッドから起き上がる動作が、スムーズになった
  • 朝は痛むが、日中に痛みがぶり返さなくなった
  • 痛い日と、痛くない日が出てきた

とくに大切なのが、最後の「痛い日と痛くない日が出てくる」こと。毎朝きまって痛かったのが、ときどき楽な朝が混ざるようになる。これは、体が新しい状態を覚え始めた合図です。一直線ではなく、波を描きながら良くなっていきます。

この男性も、初回に来られたときは「朝がいちばんつらい」と話しておられました。一日の運転で疲れがたまり、その疲れを抱えたまま眠る。翌朝、体が固まって痛む。そしてまた一日、運転をする。この繰り返しが何ヶ月も続いていたのです。この輪を断ち切るには、疲れをその日のうちに抜くことと、そもそも疲れにくい体をつくることの、両方が必要です。

よくある質問

朝だけ痛いなら、放っておいても大丈夫ですか?

おすすめしません。朝の痛みは「疲れが抜けていない」サインで、放っておくと少しずつ強くなり、日中まで続くようになります。軽いうちに整えるほうが、回復も早いです。

朝、痛いときにストレッチをしてもいいですか?

固まった状態でいきなり伸ばすのは避けてください。まず足踏みや軽い歩行で体を温めてからにしましょう。痛みが強い時期は、自己流のストレッチをお休みしたほうが良いこともあります。

マットレスや枕を変えたほうがいいですか?

極端にやわらかくて体が沈むものは避けてください。ただ、寝具を変えるより先に、体の歪みを整えるほうが変化が大きいことがほとんどです。

朝の痛みは、どれくらいで減りますか?

個人差がありますが、体を支える力が戻り、日中の姿勢が変わってくると、朝の固まり方が変わってきます。「出たり出なかったり」を繰り返しながら、少しずつ減っていきます。

まとめ

朝がいちばん痛いのは、前日の疲れが抜けきらないまま体が固まるから。動くと血のめぐりが戻って楽になります。前日の夜に寝転がって休み、朝は横向きからねじらずに起きること。そして根本は、疲れにくい体をつくることです。

「朝起きたときがいちばんつらい」という方は、お気軽に久保整骨院までご相談くださいね。

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この記事を書いた人

院長 久保のアバター 院長 久保 院長 久保修一

久保整骨院 院長。柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を持つ治療家です。臨床歴は35年以上、延べ50万人以上の心身と向き合ってきました。1995年に大阪府泉南郡岬町で開院。手技や鍼灸などの東洋医学的アプローチに心理学(NLP)も取り入れ、こころと身体の両面から、お一人おひとりの不調の原因にアプローチしています。

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