呼吸が浅いと疲れが取れない|胸が開かない体とちょっとした酸欠

休んでも、疲れが抜けにくい方へ

胸が開かないと呼吸が浅くなり、体はちょっとした酸欠のような状態になります。胸を開いて深く吸えるようになると、体が元気を取り戻しやすくなります。

こんにちは。大阪府泉南郡岬町、和歌山市から車で5分のところにある久保整骨院の院長、久保です。

30年以上にわたり、延べ50万人の患者さんの健康をサポートしてきました。

この記事の答え
  • 胸のまわりが固まって開かないと、肺がじゅうぶんにふくらまず、体はちょっとした酸欠になります。すると、いくら休んでもだるさが取れません。
  • 1日に何度か、大きく息を吸って、吸うより長くゆっくり吐く(5回ほど)。吐ききると、次の息が自然に深く入ってきます。
  • スマホを下向きで長時間見る、背中を丸めて座る、などは胸を閉じる原因になります。

「なんだか、いつもだるい」
「疲れが取れない」
「深く息を吸っても、入っていく感じがしない」

その原因、呼吸が浅いことかもしれません。今回は、胸が開かずに酸素が足りていなかった50代女性のお話です。

窓辺で胸を大きく開いて深呼吸する女性のイラスト

休んでいるのに、なぜだるさが取れないのでしょうか?
今日は、この疑問にお答えしていきます。

目次

呼吸が浅い人は、胸が開いていない

先日来られた50代の女性。背中のしんどさと、強いだるさを抱えておられました。

体を調べるとき、私は胸まわりの動きを確かめます。肩や胸をゆっくり動かして、どれくらい開くかを見るのです。

ふつうの方なら、半分くらいまでは開きます。ところがこの方は、ほとんど開きませんでした。

「これだと、呼吸が浅くなりますよ」とお伝えすると、「そうです、浅いんです」と。

胸が開かないと疲れが取れない3つの理由

1. 肺がふくらめない

息を吸うとき、肺(はい)はふくらみます。でも、胸のまわりが固まっていると、肺はじゅうぶんにふくらめません。

風船を、手でぎゅっと握ったまま膨らませようとするようなものです。

2. 酸素が足りなくなる

肺がふくらまないと、体に入ってくる酸素の量が減ります。ちょっとした酸欠(さんけつ)の状態です。

酸素は、体を動かすためのエネルギーをつくる材料です。足りなければ、体は元気を出せません。

3. だるさが取れなくなる

酸素が足りないと、疲れがたまりやすく、抜けにくくなります。いくら休んでも、だるさが消えない。この女性も、まさにその状態でした。

施術者が女性患者の肩の高さを検査しているイラスト

胸が開かない体で起きていたこと

  • 肩が前に巻き込んでいた
  • 胸のまわりの筋肉が固まっていた
  • おなかが張って、横隔膜(おうかくまく)の動きも悪かった
  • 背中が丸まり、肺のスペースがせまくなっていた
  • 体を支える力が弱く、姿勢を保てなかった

「横隔膜」というのは、肺の下にある、呼吸をするための筋肉です。おなかが張っていると、ここも動きにくくなります。

胸を開くと、体が変わりはじめた

この日の施術では、胸まわりを整えることを大事にしました。

施術者が女性患者の肩にそっと手を添え、女性がうとうとしているイラスト

強く押したりはしません。やさしく整えていくと、少しずつ胸が開いてきます。すると——

  • 「肺が動き出しました」と、手に伝わってきた
  • 呼吸が深くなった
  • 体に酸素が回りはじめた
  • 体の元気さが、ぐんぐん上がっていった
  • 目が明るくなった
  • だるさが軽くなった

「胸が開いてくると、肺が動き出して、そこからエネルギーが回りはじめるんですよ」——そうお伝えすると、ご本人も実感されていました。

家でできる、呼吸を深くする習慣

  • 1日に何度か、大きく息を吸って、長くゆっくり吐く(5回ほど)
  • 吐くほうを、吸うより長くするのがコツ
  • 胸を張るのではなく、肩の力を抜いて、肋骨(ろっこつ)を広げるイメージで
  • 背中を丸めて長時間座らない
  • ひまがあったら寝転がる。あお向けは胸が開きやすい
  • おなかを締めつける服を避ける
窓辺で胸を大きく開いて深呼吸する女性のイラスト

とくにおすすめなのが、吐く息を長くすることです。吐ききると、次の息が自然に深く入ってきます。

呼吸が深いと、心も落ち着きます

呼吸には、もうひとつ大事な役割があります。気持ちを落ち着かせることです。

浅い呼吸が続くと、体はずっと緊張したままになります。逆に、深くゆっくり呼吸ができると、リラックスの神経がはたらいて、気持ちも落ち着いてきます。

ソファで穏やかに休む女性のイラスト

「だるい」「やる気が出ない」と感じるとき、実は呼吸が浅くなっているだけかもしれません。まずは、大きく息を吐いてみてください。

▼ 患者さんの声
当院に通われた患者さんの、実際の感想です。
下の文字をタップ(パソコンの方はクリック)すると、その方の「患者さんの声」のページを読むことができます。

▶ 歪んだ体と内臓も元に戻してもらい、呼吸も深くなりました!
▶ とても身体が軽くなり呼吸がしやすくなった!

呼吸が浅くなる、身近な原因

胸が開かなくなるのには、毎日の生活が関係しています。

  • スマホを下向きで長時間見る
  • 背中を丸めて座る時間が長い
  • 座椅子や床に座って、骨盤が後ろに倒れている
  • ストレスや緊張が続いている
  • おなかを締めつける服を着ている
  • 運動をする機会が少ない
椅子で背すじを伸ばし、机の上のスマートフォンを目の高さで見る女性のイラスト

どれも、胸を閉じる方向にはたらきます。とくにスマホは要注意です。下を向く姿勢が続くと、首の骨が後ろに出っぱり、肩が前に巻き込み、胸がどんどん閉じていきます。

この女性にも、「スマホは机の上に置いて、できるだけ前で見てください」とお伝えしました。置く場所を変えるだけで、胸の開き方が変わります。小さなことですが、毎日のことなので効果は大きいのです。

よくある質問

呼吸が浅いかどうか、自分で分かりますか?

あお向けに寝て、おなかに手を当ててみてください。息を吸ったときにおなかが持ち上がらず、肩だけが上がるなら、呼吸が浅いサインです。

深呼吸をすると、かえって苦しくなります。

無理に大きく吸おうとしているのかもしれません。まず、ゆっくり長く吐くことから始めてください。吐ききれば、吸う息は自然に入ってきます。

胸が開かないのは、どうしてですか?

肩が前に巻き込む姿勢、背中の丸まり、おなかの張りが原因のことが多いです。長時間のデスクワークやスマホも、胸を閉じる方向にはたらきます。

呼吸が深くなると、だるさは取れますか?

酸素がしっかり入るようになると、疲れの抜け方が変わってきます。この女性も、呼吸が深くなるにつれて、体の元気さが上がっていきました。

まとめ

はじめの問い「休んでいるのに、なぜだるさが取れないのでしょうか?」の答えは、こうです。

胸が開かないと、肺がふくらまず、酸素が足りなくなります。すると、いくら休んでもだるさが取れません。胸まわりを整えて呼吸が深くなると、体に酸素が回り、元気が戻ってきます。

「いつもだるい」「疲れが取れない」という方は、お気軽に久保整骨院までご相談くださいね。

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この記事を書いた人

院長 久保のアバター 院長 久保 院長 久保修一

久保整骨院 院長。柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を持つ治療家です。臨床歴は35年以上、延べ50万人以上の心身と向き合ってきました。1995年に大阪府泉南郡岬町で開院。手技や鍼灸などの東洋医学的アプローチに心理学(NLP)も取り入れ、こころと身体の両面から、お一人おひとりの不調の原因にアプローチしています。

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