ぎっくり腰のときの寝方と起き上がり方|楽な姿勢と注意点

腰が痛くて、夜ぐっすり眠れない方へ

腰を痛めたときは、寝方と起き上がり方を変えるだけで痛みがずいぶん違います。楽な姿勢で休めるようになると、回復も早くなっていきます。

こんにちは。大阪府泉南郡岬町、和歌山市から車で5分のところにある久保整骨院の院長、久保です。

30年以上にわたり、延べ50万人の患者さんの健康をサポートしてきました。

この記事の答え
  • 寝るときは、横向きでひざを軽く曲げるのがおすすめです。ひざの間にクッションをはさむと楽になります。
  • 上を向くときは、ひざを立ててください。足をまっすぐ伸ばすと、腰が浮いて痛みやすくなります。
  • 起きるときは、横向きになってから手でベッドを押して起き上がります。あお向けからまっすぐ起きるのは避けてください。

腰を痛めると、夜がつらくなります。

「上を向いても痛い、横を向いても痛い。痛くない向きを探しながら寝ています」

かがんだ瞬間に腰を痛めた、60代の女性の言葉です。

横向きで膝を曲げて眠っている女性のイラスト

大切なこと:足のしびれや力が入らない感じ、おしっこの出方の変化、熱があるなど、いつもと違う症状があるときは、まず病院で診てもらってください。病院での検査と治療が最優先です。

こんなことは、ありませんか。

  • 腰が痛くて、夜ぐっすり眠れない
  • どの向きで寝ればいいか分からない
  • 朝、起き上がるときがいちばん痛い
  • ベッドから起きるのが怖い
  • 寝返りを打つたびに目が覚める

腰を痛めたとき、どう寝て、どう起きれば、痛みが少なくて済むのでしょうか?
今日は、この疑問にお答えしていきます。

目次

曲げると楽な人と、伸ばすと楽な人がいます

体を確かめて、私はこうお伝えしました。

「この体は、曲げたほうが楽になるタイプなんですよ」

人の体には、ひざや腰を曲げたほうが楽な人と、まっすぐ伸ばしたほうが楽な人がいます。

この方は、前者でした。まっすぐ上を向いて寝ると、腰に負担がかかってしまうのです。

ぎっくり腰のときの寝方|横向きでひざを曲げる

いちばんのおすすめは「横向き」

「寝るときは、横を向いて寝てほしいです」

「この体は、横向きで寝たほうが、腰が治りやすいですよ」

  • 横向きになる
  • ひざを軽く曲げる
  • ひざとひざのあいだに、クッションや丸めたタオルをはさむと楽
  • 背中は少し丸めてもいい
  • 痛くない側を下にする

上を向くときは「ひざを立てる」

膝の下にクッションを入れて仰向けで休んでいる女性のイラスト

上を向いて寝たいときは、ひざを立ててください。

  • ひざを立てると、腰が床に近づいて楽になる
  • ひざの下にクッションや丸めた布団を入れてもいい
  • ひざが開いて力が入ってしまうなら、ひもでひざを軽くしばると楽
  • 足をまっすぐ伸ばすと、腰が浮いて痛みやすい

「足を曲げていると、倒れないように力が入るでしょう。ひもで止めておくと、力を抜いて寝られますよ」

横向きから上向きへ

「横を向いてから上を向いたほうが、楽になりますよ」

いきなり上を向くのではなく、まず横向きで体をゆるめてから、ゆっくり上向きになる。これだけで、腰への負担がぐっと減ります。

ぎっくり腰のときの起き上がり方|横向きから手で押す

ベッドで横向きから手をついて起き上がる女性のイラスト

もうひとつ、とても大事なのが起き上がり方です。

この方のご自宅は、シングルベッドでした。

「シングルだと、体を先に寄せたら落ちてしまうでしょう」

腰に負担をかけない起き方

  • 起きやすい側(ベッドのはし)を向いて、横向きになる
  • ひざを曲げる
  • 下になった腕と、上の手でベッドを押す
  • 腕の力で、体を横から起こす
  • 起きたら、足をゆっくり床に下ろす
  • おなかの力で、まっすぐ起き上がらない

あお向けからまっすぐ起き上がると、腰に一気に負担がかかります。横向きになってから、手で押して起きる。これだけで、朝の痛みがずいぶん変わります。

痛めた直後は、とにかく横になって休む

リビングで横になってくつろぐ女性のイラスト

腰を痛めた直後は、とにかく横になって休むことがいちばんの治療です。

「最初はしんどかったと思います。座っているのがつらいですから。できれば、寝ておいてほしいです」

  • 座っていると、腰に体の重さがかかり続ける
  • 横になると、その重さがなくなる
  • 重さがなくなると、血が流れて治りやすくなる
  • 横になっている時間が、治っている時間

もし今、「腰が痛くて動けない」「なんとなく体がおかしい」と感じておられるなら。一度だけでも、体を診せに来てください。あなたの体にも、まだできることがあります。

▼ 患者さんの声
当院に通われた患者さんの、実際の感想です。
下の文字をタップ(パソコンの方はクリック)すると、その方の「患者さんの声」のページを読むことができます。

▶ 体のだるさ、腰痛も改善されとても楽になりました!
▶ 腰痛がとれ全身のバランスがよくなった!

ソファで寝るのは、おすすめしません

腰が痛いと、ついソファで横になってしまいがちです。

  • ソファはやわらかく、腰が沈みやすい
  • 体が「く」の字に曲がったまま固まる
  • 幅がせまく、寝返りが打てない
  • 起き上がるときに、腰に負担がかかる

横になるなら、布団やベッドの上がいちばんです。ソファで休むときは、短い時間にしてください。

夜中に痛みで目が覚めたら

  • あわてて起き上がらない
  • まず、ゆっくり横向きになる
  • ひざを曲げて、楽な姿勢をさがす
  • 深く息を吐いて、力を抜く
  • それでも眠れないほど痛いときは、痛み止めの使い方を相談する

痛くて眠れない夜は、本当につらいものです。一人でがまんせず、早めにご相談ください。

寝方ひとつで、治り方が変わります

腰を痛めたとき、寝ている時間は1日のうちでいちばん長い時間です。

  • 楽な姿勢で寝る → 体がゆるむ → 血が流れる → 治りやすい
  • つらい姿勢で寝る → 体が身構える → 固まる → 治りにくい
  • 同じ8時間でも、中身がまったくちがう

だからこそ、寝方を変えることは、いちばん手軽で効果の大きい治療なのです。今夜から、ぜひ試してみてください。

よくある質問

うつ伏せで寝るのはどうですか?

腰が反って負担がかかりやすいので、腰を痛めているときはおすすめしません。どうしてもうつ伏せが楽なら、お腹の下に薄いクッションを入れてください。

布団とベッド、どちらがいいですか?

どちらでも構いません。大事なのは寝る姿勢と起き方です。布団の場合も、横向きになってから手をついて起きてください。

まくらは使ったほうがいいですか?

横向きで寝るときは、首がまっすぐになる高さのまくらを使ってください。低すぎても高すぎても、首や肩に負担がかかります。

寝返りを打つと痛いです。

寝返りのときも、ひざを曲げて、体を丸ごと一緒に転がすようにすると楽です。腰だけをひねらないようにしてください。

まとめ

はじめの問い「腰を痛めたとき、どう寝て、どう起きれば、痛みが少なくて済むのでしょうか?」の答えは、こうです。

腰を痛めたときは、横向きでひざを曲げて寝るのがおすすめです。上を向くときはひざを立て、ひざが開くならひもで軽くしばると楽になります。起きるときは、横向きになってから手で押して起き上がります。そして、とにかく横になって休むこと。横になっている時間が、治っている時間です。

「腰が痛くて眠れない」という方は、一度、久保整骨院にご相談くださいね。

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この記事を書いた人

院長 久保のアバター 院長 久保 院長 久保修一

久保整骨院 院長。柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を持つ治療家です。臨床歴は35年以上、延べ50万人以上の心身と向き合ってきました。1995年に大阪府泉南郡岬町で開院。手技や鍼灸などの東洋医学的アプローチに心理学(NLP)も取り入れ、こころと身体の両面から、お一人おひとりの不調の原因にアプローチしています。

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