強いマッサージが好きな人ほど治りにくい?やさしい施術が効く理由

強くもんでもらわないと、物足りない方へ

強い刺激は、その場は気持ちよくても、体が治りにくくなることがあります。眠たくなるようなやさしい刺激で、体が自分で治っていく感覚を知っていただけます。

こんにちは。大阪府泉南郡岬町、和歌山市から車で5分のところにある久保整骨院の院長、久保です。

30年以上にわたり、延べ50万人の患者さんの健康をサポートしてきました。

この記事の答え
  • 体は強い刺激を「攻撃」と感じて、筋肉を固めて守ろうとします。その場は効いた気がしても、時間がたつと、体はさらに固まってしまいます。
  • 体を治すのは、眠たくなるような軽い刺激です。体が「安全だ」と感じて緊張がゆるみ、血のめぐりが良くなります。
  • 施術の翌日にだるさが強く出るなら、刺激が強すぎるサイン。翌日・翌々日に体が軽ければ、合っている刺激です。

「強くもんでもらわないと、効いた気がしない」
「ボキボキ鳴らしてもらうと、スッキリする」
「太い鍼のほうが、効く気がする」

そんなふうに感じている方、多いのではないでしょうか。実は私自身も、若いころは強い刺激が大好きでした。

でも、30年の臨床を経て、今はっきり言えることがあります。強い刺激ほど、体は治りにくくなるのです。今回は、その理由をお話しします。

施術者が女性患者の肩にそっと手を添え、女性がうとうとしているイラスト

強いマッサージのほうが効きそうなのに、なぜ治りにくいのでしょうか?
今日は、この疑問にお答えしていきます。

目次

強い刺激で楽になっても、すぐ戻ってしまう

先日来られた40代の女性は、10年以上、週に何度も治療を受け続けてきました。強めの鍼、関節を鳴らす矯正——ご本人いわく「ボキボキが大好き」。

でも、行ったときは楽になるのに、すぐ戻ってしまう。体を検査すると、力を抜いているつもりでも、全身がカチカチに緊張したままでした。

当院で、これまでよりずっと軽い刺激で整えると、「座っているだけでしんどかったのが楽になった」「力が抜けているのに体が強い」と、その場で変化が起きました。

強いマッサージで治りにくくなる3つの理由

1. 体は、強い刺激から自分を守ろうとする

強く押される、無理に動かされる——体はそれを「攻撃」と感じて、筋肉を固めて守ろうとします。その場は「効いた気」がしても、時間がたつと、体はさらに固まってしまうのです。

2. 「効いた感じ」と「治った」は別のもの

強い刺激の後のスッキリ感は、脳が刺激に反応しているだけのことが多く、体が治ったわけではありません。だから、数日でまた元に戻ってしまいます。

3. 関節を鳴らし続けると、関節そのものが傷む

ボキボキと関節を鳴らすのは、気持ちがいいものです。でも、何年も繰り返していると、関節の中が少しずつ傷んでいきます。私も昔やっていたからこそ、今はおすすめしていません。

「眠たくなる刺激」が、体を治す

では、どんな刺激なら体は治るのでしょうか。答えは、眠たくなるような、軽い刺激です。

布団でゆっくり眠る女性のイラスト

やさしい刺激を受けると、体は「安全だ」と感じて、緊張をゆるめます。リラックスの神経が働き、血のめぐりが良くなり、体は自分で治る作業を始めるのです。

当院の施術中、患者さんがうとうとと眠くなるのは、そのためです。「物足りない」と感じるくらいの刺激こそ、体にとってはちょうど良いのです。

施術者が女性患者の姿勢の歪みを検査しているイラスト

自分に合った刺激の見分け方

  • 施術のあと、その日は楽でも翌日にだるさが強く出るなら、刺激が強すぎるサイン
  • 「効いた気がしない」と感じても、翌日・翌々日と体が軽ければ、それが合っている刺激
  • ボキボキ・グリグリは、気持ちよさと引きかえに体を固めることがあると知っておく
両手を広げて晴れやかな笑顔の女性のイラスト

▼ 患者さんの声
当院に通われた患者さんの、実際の感想です。
下の文字をタップ(パソコンの方はクリック)すると、その方の「患者さんの声」のページを読むことができます。

▶ 施術中、ものすごく気持ち良く、その場で身体の歪みが改善されたのを実感しました。
▶ 施術中にみるみる不調が改善されるのを実感しました!

やさしい施術のあとは、「休む」のが大事

軽い刺激で体がゆるんだあと、体の中では「治す作業」が始まっています。この作業を邪魔しないことが、効果を長持ちさせるコツです。

  • 施術のあと、その日は激しい運動や長時間の作業をひかえる
  • 眠くなったら、がまんせずに寝転がる
  • ぬるめのお風呂で温まって、早めに眠る
  • 「もっと強くしてもらえばよかった」と、自分で強くもんだり鳴らしたりしない
リビングで横になってくつろぐ女性のイラスト

この女性にも、施術のあとは大好きなスポーツを少しだけ減らして、体を休める時間を作っていただくようお願いしました。「物足りない」を、「体が休めている」に変えていく。それが、治る体への近道です。

よくある質問

軽い刺激で、本当に効くのですか?

はい。当院の患者さんの多くが、「触れるだけなのに体が変わる」と驚かれます。体が治るのは、刺激の強さではなく、体がリラックスして自分の治る力を発揮できるかどうかにかかっています。

強い刺激が好きなのですが、我慢したほうがいいですか?

我慢というより、体の反応を観察してみてください。強い刺激の翌日にだるさや痛みがぶり返すなら、体には合っていないサインです。「気持ちいい」と「体に良い」は、必ずしも同じではありません。

自分で首や腰をボキボキ鳴らす癖があります。

できるだけやめていただきたい習慣です。自分で鳴らすのは、関節をゆるめすぎて傷める原因になります。鳴らしたくなるのは歪みのサインなので、体を整えることで自然と減っていきますよ。

まとめ

はじめの問い「強いマッサージのほうが効きそうなのに、なぜ治りにくいのでしょうか?」の答えは、こうです。

強い刺激は、体を守るために固まらせてしまいます。治る体をつくるのは、眠たくなるようなやさしい刺激と、リラックスです。

「強くしてもらわないと効かない」と思い込んでいる方こそ、一度やさしい施術を体験してみてください。お気軽に久保整骨院までご相談くださいね。

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この記事を書いた人

院長 久保のアバター 院長 久保 院長 久保修一

久保整骨院 院長。柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を持つ治療家です。臨床歴は35年以上、延べ50万人以上の心身と向き合ってきました。1995年に大阪府泉南郡岬町で開院。手技や鍼灸などの東洋医学的アプローチに心理学(NLP)も取り入れ、こころと身体の両面から、お一人おひとりの不調の原因にアプローチしています。

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