マッサージのあとだるくなるのはなぜ?意外な原因は「力のなさ」

マッサージのあと、かえってだるくなる方へ

もんでもらうほどだるくなる体には、理由があります。ほぐすより「力を戻す」ことを知ると、だるさをくり返さない体づくりが分かります。

こんにちは。大阪府泉南郡岬町、和歌山市から車で5分のところにある久保整骨院の院長、久保です。

30年以上にわたり、延べ50万人の患者さんの健康をサポートしてきました。

この記事の答え
  • マッサージのあとにだるくなるのは、筋肉が「硬い」のではなく「力がない」からかもしれません。力のない筋肉を押すと、体はさらにエネルギーを使い、あとでどっと疲れます。
  • さわると筋肉がやわらかいのに体が重い、押されると気持ちいいがすぐ戻る、という方は、力がないタイプの可能性があります。
  • 必要なのは「ほぐす」ことではなく、体を支える力を取り戻すことです。

「マッサージに行くと、いつもだるくなる」
「もんでもらっても、楽にならない」
「自分の筋肉は、やわらかいはずなのに」

もしそうなら、あなたの体は「硬い」のではなく「力がない」のかもしれません。今回は、その見分け方と、どうすればいいかをお話しします。

背中に手を回してつらそうな表情の女性のイラスト

マッサージを受けたのに、なぜかえってだるくなるのでしょうか?
今日は、この疑問にお答えしていきます。

目次

だるい体の筋肉は、硬いより「ふにゃふにゃ」

先日来られた50代の女性。背中がしんどく、体じゅうがだるいと言われていました。

背中の筋肉をさわってみると、思っていたのと違いました。硬いというより、ふにゃふにゃだったのです。

私はこうお伝えしました。

「筋肉が硬くて悪いんじゃないんです。筋肉に力がないために、だるいんですよ。だから、押したらもっとだるくなります」

「硬い」と「力がない」は、まったく別のもの

硬い筋肉

使いすぎたり、緊張が続いたりして、筋肉がギュッと縮んだ状態です。さわると板のように硬く、押すと痛みがあります。

力のない筋肉

こちらは逆です。筋肉がゆるみきって、支える力を失った状態。さわるとやわらかいのに、体はだるい。

この2つは、まったく別のものです。ところが、どちらも「筋肉が疲れている」ように見えるので、まちがえられやすいのです。

力のない筋肉を押すと、だるくなる理由

  • ただでさえ力がないところに、押す刺激が加わる
  • 体はさらにエネルギーを使う
  • その場は気持ちよくても、あとでどっと疲れる
  • 翌日、だるさが強く出る
  • 根本の「力のなさ」は、何も変わっていない

この女性も、これまでいろいろな施術を受けてきましたが、どれも押す施術だったそうです。だから良くならなかったのです。

体を支える力が弱いと、いつもだるい

当院では、体を支える力を、押したときの踏ん張りで確かめます。

施術者が女性患者の肩の高さを検査しているイラスト

この方を軽く押してみると、すぐによろけてしまいました。「小学1年生くらいですね」とお伝えしました。

体を支える力というのは、おなかや背中の奥にある筋肉のことです。体のいちばん内側にあって、姿勢を保ったり、内臓を支えたりしています。

  • この力が弱いと、立っているだけで疲れる
  • 姿勢を保てず、体がゆがむ
  • ゆがんだ体を支えるために、よけいな力を使う
  • だから、いつもだるい
  • 押してほぐしても、この力は戻らない

必要なのは「ほぐす」ではなく「力を戻す」

では、どうすればいいのか。答えはシンプルです。力を取り戻すことです。

施術者が立っている女性患者の背中を後ろからそっと支えているイラスト

この方には、立ったまま体の奥の筋肉を動かす施術をしました。体が自然にゆらゆらと動き出し、その中で奥の筋肉が働きはじめます。

「がんばって踏ん張らないでくださいね」とお伝えして、体が動きたいように動かせてあげる。すると——

  • 体を支える力が、小学1年生くらいから中学生くらいへ(約3倍)
  • 私が押しても、びくともしなくなった
  • 背すじがスッと立った
  • 力を入れていないのに、まっすぐ立てる
  • 体が軽くなった
施術室でしっかり立ち晴れやかな笑顔の女性のイラスト

「ここ(おなかや背中の奥)を使っているから、外の筋肉には力がいらないんですよ。だからやわらかいままでいいんです」——そうお伝えしました。

「硬い」か「力がない」かの見分け方

  • マッサージのあと、翌日にだるさが強く出る → 力がないタイプの可能性
  • さわると筋肉がやわらかいのに、体が重い → 力がないタイプ
  • 押されると気持ちいいが、すぐ戻る → 力がないタイプ
  • 特定の場所だけが板のように硬く、押すと痛い → 硬いタイプ
  • どちらか分からないときは、一度検査を受けてみてください

力を取り戻すために、家でできること

  • 休むときは、しっかり寝転がる。中途半端に座らない
  • 背中を丸めて長時間過ごさない
  • ひまがあったら、体をゆらゆらと軽く動かす
  • 水分をしっかりとる
  • 食べすぎない。内臓が疲れると、支える力も落ちます
  • 疲れがたまる前に、体を整える
リビングで横になってくつろぐ女性のイラスト

そして大事なのが、強く押さないこと。力のない体をもみほぐしても、力は戻りません。

▼ 患者さんの声
当院に通われた患者さんの、実際の感想です。
下の文字をタップ(パソコンの方はクリック)すると、その方の「患者さんの声」のページを読むことができます。

▶ 肩こり、だるさ、冷え性、むくみなど良くなるのが実感でき、やる気が出て来た!
▶ やる気が起こり食べ物が美味しく感じるようになった!

「支える力」が戻ると、毎日が楽になります

体を支える力が戻ると、日常のいろいろな場面が変わってきます。

  • 立っているだけで疲れる、が減る
  • 座っていても、姿勢が崩れにくくなる
  • 歩くのが楽になる
  • 夕方の疲れ方が変わる
  • 朝、起きたときの体の重さが減る
  • 気持ちも、自然と前向きになる
施術室でしっかり立ち晴れやかな笑顔の女性のイラスト

この女性も、施術のあとに「力を入れていないのに、まっすぐ立てる」と驚いておられました。

支える力があると、体は勝手に安定します。がんばって姿勢を保つ必要がありません。そのぶん、余ったエネルギーを毎日の生活に使えるようになるのです。

「やる気が出ない」のは、心の弱さではありません。体に力がなくて、毎日がすでに重労働になっていたから。力が戻れば、気持ちも自然とついてきます。

よくある質問

筋肉がやわらかいのに、だるいのはなぜですか?

筋肉に支える力がないからです。力がないと、立っているだけ、座っているだけでも体は疲れます。ほぐすのではなく、力を取り戻すことが必要です。

筋トレをすれば、力は戻りますか?

体がゆがんだまま筋トレをすると、ゆがみを支えるためにさらに力が必要になり、かえって疲れやすくなることがあります。まず体を整えてから、少しずつ動かすほうが効果的です。

マッサージに行ってはいけませんか?

いけないわけではありません。ただ、行くたびに翌日だるくなるなら、体に合っていないサインです。そのときは、押さない施術を試してみてください。

支える力は、どれくらいで戻りますか?

この女性は、初回の施術で約3倍になりました。ただ、体は元の状態を覚えているので、最初のうちは戻ろうとします。数回くり返して、良い状態を体に覚えさせていきます。

まとめ

はじめの問い「マッサージを受けたのに、なぜかえってだるくなるのでしょうか?」の答えは、こうです。

筋肉が「硬い」のと「力がない」のは、まったく別のものです。やわらかいのにだるい方は、支える力が落ちています。そういう体を押しても、よけいにだるくなるだけ。必要なのは、ほぐすことではなく、力を取り戻すことです。

「もんでもらっても良くならない」という方は、お気軽に久保整骨院までご相談くださいね。

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この記事を書いた人

院長 久保のアバター 院長 久保 院長 久保修一

久保整骨院 院長。柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を持つ治療家です。臨床歴は35年以上、延べ50万人以上の心身と向き合ってきました。1995年に大阪府泉南郡岬町で開院。手技や鍼灸などの東洋医学的アプローチに心理学(NLP)も取り入れ、こころと身体の両面から、お一人おひとりの不調の原因にアプローチしています。

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