正しい座り方は坐骨で座る|腰痛とお尻のしびれを防ぐ3ステップ

座っていると腰やお尻がつらくなる方へ

座り方ひとつで、腰とお尻にかかる負担は大きく変わります。「坐骨で座る」やり方を覚えると、長く座っても腰やお尻がつらくなりにくくなります。

こんにちは。大阪府泉南郡岬町、和歌山市から車で5分のところにある久保整骨院の院長、久保です。

30年以上にわたり、延べ50万人の患者さんの健康をサポートしてきました。

この記事の答え
  • 正しい座り方は、お尻の下の硬い骨「坐骨」で座ることです。背もたれにもたれて腰が丸まる「仙骨座り」は、腰やお尻の痛み・しびれの原因になります。
  • ①椅子に深く腰かけ、お尻を奥まで入れる ②坐骨を座面に立てて当てる ③おへそを軽く前に出して骨盤を立てる。この3ステップです。
  • 骨盤が立つと頭が体の真上に来るので、肩や首まで楽になります。

「坐骨(ざこつ)」という骨を、ご存じですか?

お尻の下にある、左右2つのゴツッとした骨のことです。椅子に座って、お尻の下に手を入れると、指に当たる硬い骨——それが坐骨です。

実はこの坐骨、名前のとおり「座るための骨」。ここで座れているかどうかで、腰やお尻への負担が大きく変わります。今回は、当院が患者さんにお伝えしている「坐骨で座る」座り方のお話です。

骨盤を立てて背すじを伸ばして座る男性のイラスト

腰やお尻を痛めない座り方とは、どんな座り方なのでしょうか?
今日は、この疑問にお答えしていきます。

目次

腰に負担の「仙骨座り」と、正しい「坐骨座り」

多くの方は、坐骨ではなく、その後ろにある「仙骨(せんこつ)」——お尻の真ん中の平らな骨——で座ってしまっています。

背もたれにもたれて、お尻を前にすべらせ、腰が丸まった姿勢。ソファでくつろぐときや、運転中、パソコン作業中に多い座り方です。この「仙骨座り」は、腰の骨と関節に負担をかけ続け、お尻の痛みやしびれの原因にもなります。

お尻から足のしびれも、座り方が原因でした

先日来られた、車で回る営業のお仕事をされている60代の男性。右のお尻から足にかけてのしびれが3ヶ月続いていました。

検査で骨盤の関節のずれが見つかり、その背景には、運転中もソファでも「仙骨座り」になっている日常がありました。坐骨で座る練習をしていただくと、その場で「こっちのほうが楽」「痛みがましになる」と実感されました。

ソファで足を投げ出し背中を丸めた姿勢の男性のイラスト

正しい座り方「坐骨で座る」3ステップ

  • ① 椅子に深く腰かけて、お尻を背もたれ側にしっかり入れる
  • ② お尻の下の硬い骨(坐骨)を、座面に「立てて」当てる感覚で座る
  • ③ おへそを軽く前に出して、骨盤を立てる(背中は自然に伸びます)

ポイントは、背中をがんばって伸ばすのではなく、骨盤を立てると勝手に胸が開くということ。肩の力を抜いても、まっすぐな姿勢が保てます。

最初は、お腹の筋肉に少し筋肉痛が出るかもしれません。これまで使えていなかった筋肉が働き始めた証拠です。慣れれば、こちらのほうがずっと楽になりますよ。

場面別・坐骨で座るコツ

車の運転席

背もたれを立て、お尻を座席のいちばん奥まで入れます。座面の前が上がっていて腰が丸まる場合は、シートの高さや角度を調整しましょう。

背もたれを立てて正しい姿勢で運転する男性のイラスト

パソコン・デスクワーク

椅子に深く座り、坐骨を立てて、画面を目の高さに。腰が丸まりそうになったら、いったん立ち上がって座り直すのがコツです。

ソファ

柔らかいソファは、どうしても仙骨座りになりがちです。長時間くつろぐなら、いっそ寝転がるほうが腰にはやさしいですよ。

晴れやかな笑顔でガッツポーズする男性のイラスト

▼ 患者さんの声
当院に通われた患者さんの、実際の感想です。
下の文字をタップ(パソコンの方はクリック)すると、その方の「患者さんの声」のページを読むことができます。

▶ 治療後は背筋が伸びて、腰痛が良くなる!
▶ 治療してもらうと、姿勢が良くなり体が軽く楽になっていきます!

坐骨で座ると、肩や首まで楽になる理由

「腰の話なのに、肩も楽になった」——坐骨で座る練習をした患者さんから、よく聞く言葉です。

骨盤が立つと、その上に乗っている背骨が自然にまっすぐになり、頭が体の真上に来ます。すると、頭の重さを首や肩の筋肉で支える必要がなくなり、肩こりや首の重さまで軽くなるのです。

逆に、仙骨座りで骨盤が寝ていると、背中は丸まり、頭は前に出て、首と肩は常に頭を支える残業状態。座り方ひとつで、上半身全体の疲れ方が変わってきます。

この男性も、坐骨で座った瞬間に「肩も楽ですね」と気づかれました。腰だけでなく、体全体のために、坐骨で座る習慣をぜひ。

よくある質問

坐骨で座ると、すぐ疲れてしまいます。

最初はそれが普通です。骨盤を立てる筋肉が弱っているので、長く保てません。5分から始めて、疲れたら座り直す——を繰り返すうちに、少しずつ保てる時間が伸びていきます。

クッションや座布団は使ってもいいですか?

骨盤を立てやすくする補助として使うのは良いですが、それがないと座れない状態は避けたいところ。基本は自分の筋肉で立てられるように、と考えてください。

意識しても、いつの間にか崩れています。

体に歪みがあると、正しい座り方を保ちにくいものです。まず体を整えて、坐骨で座るのが「楽」と感じられる状態にすると、自然と続けやすくなりますよ。

まとめ

はじめの問い「腰やお尻を痛めない座り方とは、どんな座り方なのでしょうか?」の答えは、こうです。

腰やお尻を守る座り方の合言葉は「坐骨で座る」。深く腰かけ、坐骨を立て、おへそを軽く前へ。それだけで、腰への負担は大きく減ります。

運転席でも、パソコンの前でも、今日から試してみてください。座り方の癖が気になる方は、お気軽に久保整骨院までご相談くださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

ご不明な点はお気軽にお問い合わせください

完全予約制です。当日予約もお電話で受け付けております。

この記事を書いた人

院長 久保のアバター 院長 久保 院長 久保修一

久保整骨院 院長。柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を持つ治療家です。臨床歴は35年以上、延べ50万人以上の心身と向き合ってきました。1995年に大阪府泉南郡岬町で開院。手技や鍼灸などの東洋医学的アプローチに心理学(NLP)も取り入れ、こころと身体の両面から、お一人おひとりの不調の原因にアプローチしています。

コメント

コメントする

目次