年齢を重ねてからのウォーキングは「2日に1回30分・大股で」|やりすぎは逆効果になる理由

こんにちは。大阪府泉南郡岬町、和歌山市から車で5分のところにある久保整骨院の院長、久保です。

30年以上にわたり、延べ50万人の患者さんの健康をサポートしてきました。

「健康のために、毎日歩いている」
「歩いているのに、体が重い」
「歩幅がせまくなってきた気がする」

ウォーキングは、いちばん手軽な健康法です。でも、やり方を間違えると、体力をつけるどころか、体を歪ませてしまうこともあります。今回は、夕食後に歩く習慣のある女性との会話から、「年齢を重ねてからのウォーキング」のコツをお伝えします。

夕方の道を腕を大きく振って大股で歩く女性のイラスト
目次

週に3〜4日、夕食後に30〜40分歩く女性

先日、初めて来られた女性。今は趣味らしい趣味はなく、運動は、週に3〜4日、夕食を終えてから30〜40分歩くこと。「これくらいで、いいんでしょうか?」と聞かれました。

私の答えは、「ちょうどいいです」。無理をせず、続けられる量。これが、いちばん大事なことです。

「毎日たくさん」は、逆効果になることも

健康のためにと、毎日長く歩く方がいます。でも、年齢を重ねてからは、やりすぎると逆に体を弱らせてしまいます。

  • 疲れが抜けきらないうちに、また歩く
  • 筋肉や関節に負担がたまり、歪みが増える
  • 体を支える力が落ちて、歩き方がくずれる
  • ケガや痛みが出て、結局歩けなくなる

体力をつけるには、「動く」と「回復する」の両方が必要です。回復が追いつかない量は、体を削ってしまいます。

当院がすすめる「量」の目安

2日に1回、30分

いちばんおすすめなのは、週に2〜3回、1回30分ほど。2日に1回のペースなら、歩いた翌日に体がしっかり回復できます。

毎日歩くなら、時間を半分に

「毎日歩きたい」という方は、時間を半分の15分くらいにしてください。毎日30〜40分は、年齢を重ねた体には多すぎます。

「しんどい」と感じたら、やりすぎ

歩いていて「しんどい」と感じたら、それはやりすぎのサイン。「もう少し歩けるな」と思うくらいで、やめておくのがちょうどいいのです。

公園を軽やかに散歩する女性のイラスト

「普通の散歩」ではなく、「大きく動かす」

量と同じくらい大切なのが、歩き方です。ただ歩くのではなく、手足をできるだけ大きく動かして歩いてください。

なぜ、大股がいいのか

歳を重ねて筋肉が弱ってくると、転ぶのが怖くて、無意識に歩幅がせまくなり、ちょこちょこ歩きになっていきます。すると、股関節や太ももの大きな筋肉が使われなくなり、ますます弱っていく。悪循環です。

だから、意識的に大股で歩く。腕も大きく振る。普段動いていないところを動かすことで、体全体が目覚めていきます。

  • 歩幅を、いつもより靴半分ぶん大きく
  • 腕は、後ろに引くことを意識して大きく振る
  • 目線は少し遠くへ。下を向かない
  • 背筋は「無理に伸ばさず」、頭を軽く吊られているイメージで
  • 最初の5分はゆっくり、体が温まってから大きく

歩く前に、体を整えておく

もうひとつ、大切なことがあります。歪んだ体で歩き続けると、歪みは深くなります。

施術者があお向けの女性患者の腰の横に両手をそっと添えているイラスト

この女性も、検査をすると腰が右に寄り、右側の筋肉が硬く、片側の股関節が硬い状態でした。おそらく、歩いているときも少し歪んだまま歩いていたのでしょう。

体を整えて、支える力を戻してから歩くと、大股で歩くのが楽になり、歩いた翌日の疲れ方も変わります。ウォーキングの効果を上げたいなら、まず体を整える——これが、いちばんの近道です。

両足でしっかり床を踏みしめて笑顔で立つ女性のイラスト

姿勢・腰が良くなり、足がしっかり前に出て長時間歩けそうです!
変形性膝関節症からの歩き方が楽になり、背筋と胸も開き身体も楽になりました!

歩く前後に、ちょっとだけ体を整える

ウォーキングの効果を上げ、翌日に疲れを残さないために、歩く前後に少しだけ体を動かしてみてください。

  • 歩く前: その場で足踏み20回。腕を大きく回す。足首をゆっくり回す
  • 歩く前: 大きく深呼吸を3回。吐く息を長く
  • 歩いたあと: 立ったまま、体を左右にゆらゆらと軽くゆらす
  • 歩いたあと: 寝転がって、足を心臓より少し高くして2〜3分
  • 歩いたあと: ぬるめのお風呂で、足と腰を温める
自宅でストレッチをする女性のイラスト

この女性のように「夕食後に歩く」習慣がある方は、歩いたあとにお風呂と早めの睡眠をセットにすると、翌朝の体の軽さが変わってきます。歩く時間そのものより、「歩いた体をどう回復させるか」が、年齢を重ねてからはいちばん大切なのです。

よくある質問

1日1万歩を目標にしています。多すぎますか?

年齢や体の状態によりますが、歩いたあとに疲れが翌日まで残るなら、多すぎます。歩数より、「翌朝すっきりしているか」を目安にしてください。2日に1回30分でも、大股で歩けば十分な運動になります。

夕食後に歩くのは、いいタイミングですか?

はい、良いタイミングです。食後の血糖を安定させる助けにもなります。ただ、食べてすぐではなく、30分ほどたってから歩き始めるのがおすすめです。

膝や足が痛いときも、歩いたほうがいいですか?

痛みがあるときは無理をしないでください。痛みをがまんして歩くと、かばう歩き方になり、歪みが増えます。まず痛みの原因を整えてから、歩く量を戻していきましょう。

歩幅を大きくすると、腰が痛くなります。

腰が歪んでいる状態で大股にすると、腰に負担がかかることがあります。無理に大きくせず、まず体を整えてから、少しずつ歩幅を広げてください。

まとめ

年齢を重ねてからのウォーキングは、「2日に1回30分」か「毎日15分」が目安。やりすぎは逆効果です。歩くときは、普通の散歩ではなく、手足を大きく動かして大股で。そして、歪んだまま歩かず、体を整えてから歩くこと。

「歩いているのに体が重い」という方は、お気軽に久保整骨院までご相談くださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

ご不明な点はお気軽にお問い合わせください

完全予約制です。当日予約もお電話で受け付けております。

この記事を書いた人

院長 久保のアバター 院長 久保 院長 久保修一

久保整骨院 院長。柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を持つ治療家です。臨床歴は35年以上、延べ50万人以上の心身と向き合ってきました。1995年に大阪府泉南郡岬町で開院。手技や鍼灸などの東洋医学的アプローチに心理学(NLP)も取り入れ、こころと身体の両面から、お一人おひとりの不調の原因にアプローチしています。

コメント

コメントする

目次