背中の痛みが治らない原因はおなかの張り?同じ神経でつながる理由

背中の痛みが、なかなか取れない方へ

背中とおなかは、同じ神経でつながっています。おなかの張りがゆるむと、背中の痛みも楽になっていく方が多いのです。

こんにちは。大阪府泉南郡岬町、和歌山市から車で5分のところにある久保整骨院の院長、久保です。

30年以上にわたり、延べ50万人の患者さんの健康をサポートしてきました。

この記事の答え
  • 背中とおなかは、同じ神経でつながっています。おなかが張って固まっていると、その信号が背中に伝わり、背中の痛みが治りにくくなります。
  • おなかは強くもまないでください。手のひらをそっと当てて、軽くさするだけで動き出します。
  • 寝る前にあお向けで、おなかを時計回りにやさしくなでる(1〜2分)、おなかを冷やさない、食べすぎない、などが家でできるケアです。

「背中がずっと重い」
「マッサージを受けても、また戻ってしまう」
「なぜ治らないのか、分からない」

背中のつらさが、なかなか良くならない。そんな方には、ある共通点があります。それはおなかが張っていることです。

今回は、背中とおなかのふしぎな関係をお話しします。

背中に手を回してつらそうな表情の女性のイラスト

背中の痛みが、なぜなかなか治らないのでしょうか?
今日は、この疑問にお答えしていきます。

目次

おなかが張っていると、背中の痛みが治りにくい

先日来られた50代の女性。いちばんの悩みは、背中の重さとしんどさでした。

体を調べると、おなかがパンパンに張って、硬くなっていました。私はこうお伝えしました。

「おなかが張っている人は、背中が治りにくいんですよ。だから、おなかも一緒に整えましょう」

背中を治したいのに、おなかを触る。ふしぎに思われるかもしれません。でも、ちゃんと理由があります。

背中とおなかは、同じ神経でつながっている

私たちの体の中には、細い電線のような「神経」が通っています。

神経は、背骨から出て、おなかへ向かう

この神経は、背骨のあたりから出て、体の前のほう——つまり、おなかや内臓へと伸びていきます。

背中とおなかは、同じ神経でつながっているのです。だから、片方に問題が起きると、もう片方にもひびきます。

おなかが硬いと、背中が痛くなる

おなかの中が動かず、固まってしまうと、そこからの信号が神経を通って背中に伝わります。すると、背中に痛みや重さが出ます。

背中が固まると、おなかも動かなくなる

逆もあります。背中が固まると、おなかへの神経のはたらきが悪くなり、内臓の動きが落ちてしまいます。

この女性も、以前におなかの調子をくずしたことが何度かありました。すべてがつながっていたのです。

施術者が女性患者のお腹に軽く手を当てているイラスト

おなかが硬いと、腰も曲がらない

もうひとつ、大事なことがあります。

この方を寝かせて、体を横に倒そうとしたとき。ふつうならまっすぐ倒れていくのに、途中で止まってしまいました。

理由は、おなかが硬いから。おなかが固まっていると、体が曲がり込めません。すると腰にも背中にも、よけいな力がかかってしまいます。

  • おなかが張る → 体が曲がらない
  • 曲がらない → 動くたびに腰と背中に負担
  • 負担がかかる → さらに固まる
  • この繰り返しで、背中が治らなくなる

おなかは「軽くさする」だけでいい

では、どうすればいいのか。大事なのは、おなかを強く押さないことです。

おなかはとてもデリケートな場所です。強くもむと、中が守ろうとして、よけいに固まってしまいます。

当院では、手のひらをそっと当てて、ほんの少し動かすだけ。それでも、おなかの中はちゃんと動き出します。

この女性も、おなかを整えると「弾力が出てきた」と、私の手にはっきり伝わってきました。そして、固まって動いていなかった内臓が、正常に動き出したのです。

おなかがゆるむと、こんなに変わる

おなかが動き出したあと、この方の体にはたくさんの変化がありました。

  • 体が横にまっすぐ倒せるようになった
  • 背中の重さが軽くなった
  • 呼吸が深くなった
  • 足の力が入るようになった(足は触っていないのに)
  • 体の元気さが、どんどん上がっていった
窓辺で胸を大きく開いて深呼吸する女性のイラスト

「足は触っていないんですよ。たぶん、おなかがゆるんだからですね」——そうお伝えすると、驚いておられました。

家でできる、おなかのケア

  • 寝る前に、あお向けで手のひらをおなかに当て、時計回りにやさしくなでる(1〜2分)
  • おなかを冷やさない。冷たい飲み物を減らす
  • 食べすぎない。腹八分目
  • おなかを締めつける服やベルトをゆるめる
  • ひまがあったら寝転がる。おなかを圧迫しない姿勢で
リビングで横になってくつろぐ女性のイラスト

▼ 患者さんの声
当院に通われた患者さんの、実際の感想です。
下の文字をタップ(パソコンの方はクリック)すると、その方の「患者さんの声」のページを読むことができます。

▶ 歪んだ体と内臓も元に戻してもらい、呼吸も深くなりました!
▶ 腰痛、背中の痛みが定期的の施術で出なくなった!

おなかがゆるむと、眠りも変わります

おなかが張っていると、実は眠りにも影響します。

  • おなかが硬い → 呼吸が浅くなる
  • 呼吸が浅い → 体がリラックスできない
  • リラックスできない → 眠りが浅くなる
  • 眠りが浅い → 疲れが取れず、背中がさらにつらくなる
布団でゆっくり眠る女性のイラスト

この女性も、つらい時期は2時間ほどで目が覚めてしまうと話しておられました。背中のしんどさと、眠れないこと。どちらも、おなかの張りとつながっていたのです。

おなかがゆるむと、呼吸が深くなり、体が休めるようになります。すると眠りが深くなり、疲れが取れて、背中も楽になっていきます。ひとつ整うと、つながって全部が変わっていくのです。

よくある質問

背中が痛いのに、おなかを触るのはなぜですか?

背中とおなかは同じ神経でつながっているからです。おなかが張ったままだと、背中だけ整えてもまた戻ってしまいます。両方を一緒に整えることで、治りが早くなります。

おなかが張っている自覚がありません。

多くの方がそうです。ずっと張っていると、それが普通だと感じてしまいます。当院では実際にさわって確かめ、ご本人にも「ここが硬いですよ」と実感していただきます。

自分でおなかをもんでもいいですか?

強くもむのはやめてください。かえって固まります。手のひらでやさしくなでる程度で十分です。お風呂上がりの、体が温まっているときがおすすめです。

おなかの調子が悪いときは、病院に行くべきですか?

強い痛み、熱、吐き気、血が混じるなどの症状があるときは、必ず病院へ行ってください。検査で問題がないと分かってから、体を整えていきましょう。

まとめ

はじめの問い「背中の痛みが、なぜなかなか治らないのでしょうか?」の答えは、こうです。

背中とおなかは、同じ神経でつながっています。おなかが張って固まっていると、背中に痛みが出て、しかも治りにくくなります。おなかは強くもまず、やさしくさするだけで動き出します。

「背中がなかなか良くならない」という方は、お気軽に久保整骨院までご相談くださいね。

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この記事を書いた人

院長 久保のアバター 院長 久保 院長 久保修一

久保整骨院 院長。柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を持つ治療家です。臨床歴は35年以上、延べ50万人以上の心身と向き合ってきました。1995年に大阪府泉南郡岬町で開院。手技や鍼灸などの東洋医学的アプローチに心理学(NLP)も取り入れ、こころと身体の両面から、お一人おひとりの不調の原因にアプローチしています。

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