シャワーだけで済ませていませんか?自律神経とお風呂の関係

湯船につからず、シャワーだけで過ごしている方へ

お風呂は、自律神経を切りかえるスイッチのひとつです。湯船につかる習慣を無理なく取り入れると、体と気持ちが休まりやすくなります。

こんにちは。大阪府泉南郡岬町、和歌山市から車で5分のところにある久保整骨院の院長、久保です。

30年以上にわたり、延べ50万人の患者さんの健康をサポートしてきました。

この記事の答え
  • お風呂は、自律神経を切り替えるスイッチです。体の芯が温まると休息の神経が働き、血のめぐりが良くなり、汗をかける体に戻っていきます。
  • シャワーは体の表面を流すだけで、芯までは温まりません。35度ほどのぬるいシャワーでは、かえって体を冷やしてしまいます。
  • はじめは、湯船に5分でも10分でも、足湯、40度くらいのシャワーなど、無理のない形で。暑くてしんどいと感じたら、すぐ出てかまいません。

「お風呂は嫌いなので、シャワーだけです」
「暑いのが苦手で、ぬるいシャワーで済ませています」
「それで特に困っていません」

実は、ここに大きな落とし穴があります。今回は、15年以上お風呂に入らず、ぬるいシャワーだけで過ごしてきた30代後半の女性のお話から、お風呂と自律神経の関係をお伝えします。

湯船にゆったりつかって気持ちよさそうな女性のイラスト

シャワーだけで済ませていると、体にどんな影響があるのでしょうか?
今日は、この疑問にお答えしていきます。

目次

15年以上、ぬるいシャワーだけだった女性

この女性は、めまい、頭痛、胃の不調、音に敏感になる症状など、いくつもの不調を抱えて来院されました。

生活の話をうかがう中で、私が驚いたのがお風呂のことです。

実家にいた20歳ごろまでは入っていたけれど、そこから15年以上、湯船につかっていない。シャワーだけ。しかも、お湯の温度は35度ほど。ほとんど水に近い温度です。

理由をお聞きすると、「暑いのが嫌いだから」。冬でも、その温度だそうです。

シャワーだけの体に起きていたこと

さらに聞いていくと、つながりが見えてきました。

  • 汗をかかない
  • 水分もあまり取らない。「体が欲しない」
  • 運動もしない(立ち仕事で体は動かしている)
  • 手足が冷たい
  • いつもだるく、疲れが抜けない

体が温まる機会が、どこにもなかったのです。血のめぐりが悪くなるのは、当然といえば当然でした。

お風呂は、自律神経を切り替えるスイッチ

お風呂の効果は、汚れを落とすことだけではありません。自律神経を切り替えるスイッチとしての役割があります。

1. 体が温まると、リラックスの神経が働く

湯船につかって体の芯が温まると、緊張の神経から、休息の神経へと切り替わります。これが、寝つきの良さや、疲れの抜けやすさにつながります。

2. 血のめぐりが良くなる

温まると血管が広がり、全身に血が回ります。滞っていた疲労物質が流れ、酸素と栄養が届くようになります。肩や首の詰まりがゆるむと、頭や耳への流れも回復します。

3. 汗をかける体になる

長年、汗をかかない生活を続けていると、体は汗をかく機能そのものを使わなくなります。お風呂で毛穴を開く習慣をつけると、少しずつ汗をかけるようになり、体温の調整もうまくなります。

施術者が女性患者の姿勢の歪みを検査しているイラスト

4. シャワーだけでは、ここまで届かない

シャワーは表面を流すだけで、体の芯までは温まりません。ましてや35度では、温めるどころか冷やしてしまいます。

お風呂は、無理に入らなくていい

とはいえ、私はこの女性に「絶対に入ってください」とは言いませんでした。

15年以上の習慣です。いきなり変えようとすれば、それ自体がストレスになります。だからこう伝えました。

「無理にやらなくていいですよ。『ちょっと入ってみようかな』と思ったら、入るだけでいい。でも、体にとって大事だということは、知っておいてください」

やらされる習慣は続きません。「やったほうがいいと分かっている」状態で、体が求めたときに入る。それで十分です。

シャワーだけの方の、湯船のはじめ方

  • まずは40度くらいのシャワーから。少し温度を上げてみる
  • 湯船は、5分でも10分でも。長くつかる必要はない
  • 夏なら、ぬるめ(38〜39度)のお湯でも効果は十分
  • 足湯から始めるのもおすすめ。洗面器にお湯を張って、足首まで
  • 「暑くてしんどい」と感じたら、すぐ出ていい
  • 入ったあとは、水分を少し多めに
布団であお向けに寝て両膝を立ててリラックスする女性のイラスト

お風呂のあとは、寝転がって休むとさらに効果的です。温まった体が、ゆっくりリラックスモードに入っていきます。

「日常生活が変わると、本当に変わる」

施術で体を整えることはできます。歪みを戻し、めぐりを良くし、支える力を取り戻す。実際にこの女性も、初回で頭痛が消え、手が温かくなりました。

両手を広げて晴れやかな笑顔の女性のイラスト

でも、私が一緒に生活することはできません。「日常生活が変わると、本当に変わってきますよ」——最後にそうお伝えしました。

お風呂、水分、睡眠、休み方。ひとつずつでいいので、体が喜ぶほうへ変えていく。それが、いちばん確実な回復への道です。

▼ 患者さんの声
当院に通われた患者さんの、実際の感想です。
下の文字をタップ(パソコンの方はクリック)すると、その方の「患者さんの声」のページを読むことができます。

▶ 身体が温かくなり、腰痛も良くなりました!
▶ 肩こり、だるさ、冷え性、むくみなど良くなるのが実感でき、やる気が出て来た!

よくある質問

暑いのが苦手で、お風呂が嫌いです。どうすればいいですか?

無理に熱いお湯に入る必要はありません。38〜39度のぬるめでも、体の芯は温まります。5分でも十分です。足湯から始めて、体が慣れてきたら少しずつ、で大丈夫です。

毎日入らないといけませんか?

毎日でなくても構いません。週に2〜3回からでも、体は変わります。「入らなければ」と義務にすると続かないので、できる日に、気持ちよく入るのがいちばんです。

のぼせやすいのですが。

お湯の温度を下げて、半身浴にしてみてください。みぞおちくらいまでのお湯なら、心臓への負担も少なく、のぼせにくくなります。水分を先に飲んでおくのも効果的です。

お風呂に入ると、かえってだるくなります。

体力が落ちているときは、そう感じることがあります。時間を短くし、温度を下げてみてください。入ったあとに寝転がって休むと、だるさが回復に変わっていきます。

まとめ

はじめの問い「シャワーだけで済ませていると、体にどんな影響があるのでしょうか?」の答えは、こうです。

お風呂は、自律神経を切り替えるスイッチです。体の芯が温まるとリラックスの神経が働き、血のめぐりが良くなり、汗をかける体に戻っていきます。シャワーだけ、ましてやぬるいシャワーでは、そこまで届きません。

「お風呂が苦手」「シャワーだけで済ませている」という方は、5分だけでも湯船につかってみてください。お気軽に久保整骨院までご相談くださいね。

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この記事を書いた人

院長 久保のアバター 院長 久保 院長 久保修一

久保整骨院 院長。柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を持つ治療家です。臨床歴は35年以上、延べ50万人以上の心身と向き合ってきました。1995年に大阪府泉南郡岬町で開院。手技や鍼灸などの東洋医学的アプローチに心理学(NLP)も取り入れ、こころと身体の両面から、お一人おひとりの不調の原因にアプローチしています。

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